気管虚脱
気管虚脱とは

気管虚脱は程度により4つに分類されます
気管虚脱は4つのグレードに分類されます。 グレード1が全体の25%以下の虚脱、その後25%毎あがっていき、グレード4では75%以上の虚脱状態となり、 気管はほぼ 閉塞している状態になります。 それでも、頸部気管(上記の①)だけであれば手術によって完治できる場合もあります。 ただし、グレードが進むほど術後の咳などの合併症はやや出やすくなる傾向にあります。 そのため、可能な限り早期発見、早期治療することが重要になります。だからといって、Grade1な ど初期のものは、あまり症状も出ないですしすぐに手術する必要性も高くありません。要はその子の年齢や既往歴などを考え、その子に一番合った方法を患者さ んのご家族と一緒に考えていく事が重要だと考えます。
もう一つ、気管虚脱を考える点で重要なのは、気管虚脱は内科治療に対する反応は非常にわかりにくい点です。 特にGrade1や2の初期の時点では、無治療でも症状が落ち着くことも少なくありません。 その後しばらくしてから、前触れなく症状が以前よりかなり重症化して突如現れることがあるので注意が必要です。 一度気管虚脱と診断されたら、定期的な検査とともに時には手術を決断する必要があります。 また気管虚脱は通常のレントゲン検査だけでは非常に見逃しやすいので、当院では特殊なレントゲン撮影法により、 気管虚脱の診断精度を高め出来るだけ正確に病態をとらえることを心掛けております。 以上を踏まえますと重要な点は以下の3点になります。
なお当院では、恩師であるアトム動物病院の米澤院長が考案した気管外プロテーゼPLLPを用いますので、詳しい手術方法に関してはご来院いただいて詳しく説明させていただきますのでどうぞ、お気軽にお越しください。
最後に・・・
アトム動物病院勤務の間、幸運な事に私は200症例ほど米澤 先生執刀のもと手術に立ち合わせていただく事が出来ました。
この貴重な経験をこの場をお借りして感謝するとともに、その経験を何より患者さんにこれから還元していけますよう努力していきたいと思います。
中村区のふぁみりあ動物病院は気管虚脱の診療も行っております。
名古屋市中村区にございます、ふぁみりあ動物病院は、気管虚脱の診療も行っております。治療の難しい気管虚脱ですが、早期診療、適切な治療を行うことで、
症状が改善することも多い病気です。
気管虚脱かもしれないと、お悩みの方は中村区のふぁみりあ動物病院にご相談下さい。